●「手紙」を読んだ
「手紙」 著者:東野圭吾
を読んだ
強盗殺人の罪で 服役中の兄から 手紙が届く
主人公の弟は、「強盗殺人犯の弟」という運命を
背負って生きていく
進学、恋愛、就職と成長するたびに、兄から手紙が届き
社会からは、様々な差別を受ける
犯罪加害者家族の心理状況を描いた作品なのだが
読む前から、手紙のやりとりだけで、面白いのか?
と思っていたら、さすがにベストセラー
面白かった
しかも、手紙のやり取りだけでなく、強盗殺人犯の弟が
社会から色メガネで見られながら、一生懸命生活していくっていう話だった
しかし、兄が殺人を犯した動機というか、行動があれれ?と思ったが
作者は、誰でも 一瞬の油断で こうなってしまうかも知れないよ と言いたいのかな
弟は、容姿端麗で、お金持ちのお嬢様と恋に落ちる
歌もうまく、バンドを組んで、デビューする直前までいく
このへんの設定に違和感を覚えたが、全く普通の人だったら
小説にならないか
でも 最後まで、ドキドキしながら読ませてくれる
さすが、ベストセラー作家でございます