●「友がみな我よりえらく見える日は」を読んだ
「友がみな我よりえらく見える日は」 著者:上原隆
を読んだ
石川啄木の歌 「友がみなわれよりえらく見ゆる日よ花を買ひ来て妻としたしむ」
な感じのタイトルだったので、純文学かと思って読んだら
まったく違って、著者が様々な人と会って、体験した事を書いた
ノンフィクションだった
ホームレス同然の生活を続け妻子からも捨てられた芥川賞作家
とか
アパートの五階から墜落し両目を失明した市役所職員
とか
14の短編からなっている
いろいろな人達の様々な人生が淡々と描かれている、読んでいくと
どんどん本に引き込まれていくのだが
悲惨な人生を送っている主人公の話を読んで、この人より自分は恵まれている
とか
みんな一生懸命生きているので、自分も負けずに、生きなければ
とか
の気持ちにはならず
みんな、いろいろな人生があるんだよな
とあっさりした気持ちで読み終わってしまった
今のあたくしは、心が病んでいるのだろうか?
あとがきの解説で、村上龍が、この本にでてくるエピソードを二つ使わせてもらった
と書いてあった
正々堂々とパクってる 素晴らしい
(なっちも見習うべし)
松本零士 と 槙原敬之 のパクり 騒動はどうなったのだろうか
仲直り?
パクり ってどこまで、似ていたらダメなのか
違いのわからない、あたくしには、イマイチ ピンとこない
(パクり容認派です あたくしパクりました宣言は必須)
ニセおでん君を思い出した
(あっ ニセモノ の おでん君 だって言われて)
ニセおでん君のセリフ
「僕は ニセモノ じゃないよ」
「ホンモノの ニセおでん君 だよ」
心に響いた
(なんて単純なんだ)
あたくし達が見ているモノ、実際は、ホンモノ か ニセモノ かよくわからない
自分が、ホンモノ だと思えば本物だし ニセモノだと思えば偽者でよいのでは
ブランド品だって、鑑定してもらわないとわからない? その鑑定ってホンモノ?
絵画なんてなおさらの事・・・・・
なんか、この本を読んで
精神論 というか 思想 について考えてみたのだが・・・
いつものように、うまく説明できないので
おやすみなさい (´O`)